IT活用教育センター

【報告】第4回 IT活用FD・SDセミナー(24.3.26)

2024年4月12日

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日時 3月26日(火)14:30~16:00
場所 オンライン(Zoom)
主催 IT活用教育センター
参加対象 学内教職員
講師

芝浦工業大学 角田和巳教授

研究推進課 小西和孝技術専門職員

経営企画課 中村貴志専門職員

参加人数 22名

報告

IT活用教育センターでは、情報技術を活用した教育活動を学内に普及させるために、毎年3月データサイエンスに関する教育や研究活動を紹介する「IT活用FD・SDセミナー」を開催しています。本年度は、教学データの利活用とラーニングアナリティクスをテーマとして開催いたしました。FD・SD研修会の一環である本セミナーは、2024年3月26日(火)14時30分から16時00分までオンラインで実施しました。
 本セミナーでは、大学デジタル変革のファーストステージと題し,特別講演に芝浦工業大学工学部機械工学科の角田(つのだ)先生をお招きし、「ラーニングアナリティクスを基盤とした教育DXへの挑戦」についてご講演いただきました。文部科学省のPlus-DX事業で導入したBookRollやLAViewなどによって,学生一人ひとりの学修状況を可視化し,ラーニングアナリティクスに基づいた反転授業や指導内容の改善への取組について詳しく説明していただきました。そして,学修データとデジタル技術が,如何に教学マネジメントの強化に重要かつ決定的な役割を果たすことについて,実例をもってとてもよく理解できたと思います。
 研究推進課の小西技術職員からは,情報・知能工学系の「修論審査の舞台裏」について報告してもらいました。卒業研究発表会,実務訓練報告会,修士中間報告会,修士論文審査会では,とても多くの重要な書類を期日までに準備し提出する必要があります。学生,教員,職員の間での書類やメールのやり取りも急増することになり,見落としや提出遅れといったミスも生じやすい状況になりがちです。今回は,修士論文審査を実例として,その複雑な業務フローを様々なデジタルツールを用いることで時系列に沿った分かりやすいフローに変えることができ,その結果,多くのミスや遅延を減らせることを報告してもらいました。
 経営企画課の中村専門職員からは、本学事務局の業務改善の取組として,2021年から導入したRPA(Robotic Process Automation)に関して,これまでの経緯と現在の状況について報告してもらいました。少人数の検証チームで取り組んできたRPAの業務改善は,作業効率という点では期待したほどの時間削減にはつながらないものの,作業者の熟練度に寄らずミスのない作業品質を期待できることが分かりました。今後も,事務局内でのRPA普及を拡大していくとともに,電子決済システムやファイル共有サービスの導入など,様々な業務DXを推進していく予定とのことでした。

当日のプログラム・資料

14:30~14:40  開会の挨拶
        (豊橋技術科学大学 角田範義副学長)
14:40~15:10  【特別講演】ラーニングアナリティクスを基盤とした教育DXへの挑戦
        (芝浦工業大学 工学部 機械工学科 角田和巳教授)
15:10~15:30  修論審査の舞台裏
        (豊橋技術科学大学 研究推進課 技術支援係 小西和孝技術専門職員)

15:30~15:50  事務局における業務改善の取組について
        (豊橋技術科学大学 経営企画課 中村貴志専門職員)

15:50~16:00  閉会の挨拶
        (豊橋技術科学大学 IT活用教育センター 後藤仁志センター長)

動画(学内限定公開) ※小西技術専門員の動画は非公開とさせていただいております。

【全体】第4回 IT活用FD・SDセミナー~大学デジタル変革のファーストステージ~
     

 
①【特別講演】ラーニングアナリティクスを基盤とした教育DXへの挑戦 (芝浦工業大学 工学部 機械工学科 角田和巳教授)
 
②事務局における業務改善の取組について
(豊橋技術科学大学 経営企画課 中村貴志専門職員)

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